第117回「感動塾」

【日時】: 2015年08月09日(日) 13:00開場 13:30開演
 講演時間は13:30~17:00
 

 

【会場】: 大阪市生涯学習センター 第1研修室
 大阪駅前第2ビル 5階
 大阪市北区梅田1-2-2-500
 アクセス JR東西線「北新地」から徒歩3分  地下鉄「西梅田」・阪神「梅田」から徒歩5分
       JR「大阪」・地下鉄「梅田」・「東梅田」から徒歩10分 阪急「梅田」から徒歩13分

 

 

 

【「感動塾」講演】  蒲田 昌治(かまたまさはる) さん 農学博士
 
【演題】  知られざる人類誕生の壮絶なドラマ 

人類誕生時に不可欠の元素は、窒素であった。
生命体を構成する有機成分として、タンパク質合成に必須の元素である。
タンパク質(Protein)という用語は、ギリシャ語のProteios(「根本」の意)に由来している。
人間は、他の生命体である動物や植物とは全く一線を画する宿命を辿ってきた。
つまり、動植物は肉体(形状)と感情という単一構造であるのに対し、人間は「肉体と精神vs霊体と霊魂」という二重構造から成っている。
太陽から地上に降り注ぐ膨大なスス(炭素)だけでなく、地球のマグマエネルギーによる活火山の爆発噴煙(スス)を地球上の生命体が窒素に変換することを強いられた。
植物では古代のシダの樹が、動物では恐竜が、それぞれ膨大なススを窒素に変換する役目を担ってきた。
ここで注目しなければならないことは、シダ植物は現在まで生き延びたが、恐竜は絶滅してしまったことである。
なぜ、そのような違いが起こったのか。
こうして、大気中に70%近くの窒素が生成されるに至った。
人類誕生の準備が整ったのである。
今から21万年前に神々は、現在の南米チリ領イースター島に位置していた北海道の札幌に住んでいた野藻人(のもじん)を選んだ。
野藻人は身長95cmくらいのおとなしい猿であった。
この後、壮絶なドラマが待ち受けていた。
そして、今現在の人類は、どこへ向かおうとしているのか。
宇宙太陽系の寿命を基に、1000億年からの途方もない人類の系譜を論究する。